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海外から快適に動画を見たりTorrentで高速にファイル共有したい方は通信速度が速いVPNサービスに興味があることと思います。
そこで各VPNサービスを使って通信速度を計測し、VPN利用時とVPNなしの場合にどれくらい通信速度に差があるのか調査しました。この調査は毎月初旬に実施していますので、興味のある方は定期的にチェックしてみてください。
皆様がVPNサービスを選ぶ際の基準のひとつとなれば幸いです。
通信速度の計測結果
計測日:2023年2月1日(水)
※100Mbps契約の回線で計測しています
※計測時の通信環境により結果は変わるため参考値としてご覧ください
VPNを使うと通信経路が増えるため速度が落ちます。また、通信速度はサーバーの混雑状況や回線の太さによって変わってきます。そのため、たくさんのサーバーを高速回線に接続しているVPNサービスほど高速に通信できます。
通信速度を見るときは「VPNなし」のときと比べてどれくらい通信速度が落ちているのかチェックしてみてください。以下のグラフはVPNを使わないときと各社のVPNを使ったときの通信速度を計測したときのグラフです。
通信速度の計測環境
通信速度の測定を行うVPNは以下の8つのサービスです。
- MillenVPN – 日本のアズポケット株式会社が提供するVPN
- MillenVPN Native – MillenVPNの無償オプション(ロケーション制限解除に最適)
- ExpressVPN ー 史上最速、ノーログポリシーを証明した匿名性の高いVPN
- NordVPN ー 通信速度と高い匿名性を備えたバランスの良いVPN
- PIA ー アプリの完成度が高く、ノーログポリシーを証明した匿名性の高いVPN
- AirVPN ー VPN over Torに対応した匿名性の高いVPN
- Surfshark VPN – 手頃な価格で高い匿名性を提供するVPN
- セカイVPN – 日本のインターリンクが提供するVPN
通信速度の計測方法
2022年8月からiperft3を使った計測方法に切り替えています。
iperf3とはネットワークパフォーマンスの測定をおこなうためのコマンドラインツールです。iperf3に切り替えた理由は以下のとおりです。
- 通信速度を計測するWEBサービスはブレが大きく正確な通信速度を計測することが難しい
- 経路上のサーバーでキャッシュしているような挙動が見られるため正確性に乏しい
上記の理由から純粋なTCP接続の速度を計測できるiperf3に変更しました。送信と受信をそれぞれ60秒間実施して速度を計測しています。
計測条件
- Windows11 Proを使用(計測時点で最新版のアップデートを適用済み)
- VPNソフトウェアは計測時点で最新版のものを使用
- VPNソフトウェアは初期設定から変えない
- VPNサーバーは日本のロケーションを使用