少し刺激的なタイトルを付けていますが犯罪を助長する内容ではございません。
匿名VPNは本当に匿名なのだろうか?身元を特定される事はないのだろうか?そんな疑問を持っている方は多いでしょう。
そこで、身元を特定されるのはどのような場合なのか、どうすれば身元を特定を防ぐ事ができるのか解説します。
匿名VPNとは何なのか?匿名VPNで何ができるのか疑問をお持ちの方は「匿名VPNとは?匿名VPNで何ができるのか?」で解説しています。

タップできる目次
誰でも監視対象になり得る世界
トレントやアダルトサイト、政治的なサイトや宗教団体など監視対象となっているサイトは無数に存在します。
これらのサイトにアクセスしていたら自分自身も監視対象となってしまった、そういう事は十分にあり得る話です。
ご存じかも知れませんが、情報開示請求があればIPアドレスと接続時刻から個人を特定する事が可能です。
匿名VPNサービスのノーログポリシー
しかし匿名VPNサービスを利用している場合、IPアドレスからあなたに辿り着く事は相当な困難を極めます。
なぜかというと、WEBサーバーやDNSサーバー、メールサーバーなどあらゆる場所で記録される接続元IPアドレスはあなたの本当のIPアドレスではなくてVPNサービスプロバイダーのIPアドレスだからです。
そしてVPNサービスプロバイダーに問い合わせをしてもVPNサーバーには接続元IPアドレスが記録されていないため、あなたに繋がる情報は出てきません。

匿名VPNの存在理由
ここまで読んだ方は匿名VPNに対してダークなイメージを持たれるかも知れません。確かに匿名VPNを悪用する方は一定数存在します。
しかし匿名VPN本来の目的はプライバシーの保護です。
日本に生まれ日本で生活していると理解しづらいのですが、通信内容がすべて監視され、体制批判を行うジャーナリスト、活動家、特定の思想を持った方などが迫害されたり時には命の危険にさらされるような事が世界中で起きています。
匿名VPNとはそのようなプライバシーの侵害や身の危険を避けるための最後の砦なのです。
VPNサーバーに保存される3種類のログ
ログとは何でしょうか?それは大きく分けると3つあります。
- ユーザー情報
- VPNへの接続
- 利用状況
ユーザー情報のログ
これはあなたがVPNサービスを申し込む際に入力した情報や購入履歴です。
- 氏名
- メールアドレス
- ログインID
- ログインパスワード
- 支払い方法
- 支払い履歴
- 契約期間
ユーザー情報では「メールアドレス」「支払い方法」が身元の特定に繋がります。匿名メールサービスを利用する、支払いを仮想通貨にする、といった方法で対策できます。
ただし、支払い方法については実はそれほど気にする必要がなく、一番気を付ける必要があるのはメールアドレスです。

VPN接続のログ
VPN接続ログはVPNサーバーへの発着信記録です。次のような情報が含まれています。
- 発信IPアドレス(あなたの本当のIPアドレスです)
- 着信IPアドレス(どのVPNサーバーに接続したか)
- タイムスタンプ
利用状況のログ
利用状況のログは主にユーザーサポートで使用されます。どのようなサイトを閲覧したのか、VPNソフトウェアは最新バージョンを利用しているのか、どれくらい通信が発生したのか、といった情報です。
- VPNソフトウェアのバージョン
- アクセスしたWEBサイト
- ダウンロードしたファイル名
- 使用したプロトコル(BitTorrent、スカイプ、Zoomなど)
- 通信データ量
残念な事に実際には多くのVPNサービスが接続ログを保存しています。その理由は、ノーログポリシーを貫くには外国からの影響を受けない国で運営する必要があり、サーバーのセキュリティを守るために多くの費用がかかるためです。
また、運営している国の法律でログを保存せざるを得ない場合もあります。
ノーログポリシーとは何か
ノーログポリシーとは一切ログを保存しない事を意味します。
しかし実際にはすべのログを一切保存しないという事は現実的ではありません。ユーザーサポートの面からも、利用端末の制限をかけるためにも、少なくても接続ログを一時的に保存しています。
ただしユーザーがVPN接続を終了すればすみやかに消去されるので、実質的にログは保存されません。
また、ExpressVPNのようにメモリ上でサーバーを運用しサーバーが再起動したり電源をOFFにするとサーバー上のデータが一切残らないようにする、という対策している匿名VPNサービスも存在しています。
ノーログポリシーを守っている匿名VPNサービスを選ぶべき理由
業界でも有名なVPNサービスであればノーログポリシーが守られていると考えて差し支えありません。
もしもノーログポリシーを掲げていながら警察にログを提供したとなると会社の存続に関わります。
匿名VPNサービスプロバイダーは慈善事業で運営されているわけではなく、従業員だって自分が逮捕されてもユーザーのプライバシーを守ろうなどとは考えていません。
そもそもログを保存していないから警察にログを開示しようがないわけです。
しかし過去にノーログポリシーを掲げながら捜査機関にログを提供したVPNサービスは存在します。
では本当に信頼できる、真にノーログポリシーを守っている匿名VPNサービスプロバイダーを選ぶにはどうすれば良いのでしょうか。
信頼できるVPNサービスプロバイダー
無数に存在する匿名VPNサービスプロバイダーの中でもvpncafeがVPN業界へのリサーチを行い真に信頼できると判断したVPNサービスプロバイダーは3つだけです。

NordVPN
NordVPNのノーログポリシーは明確です。

NordVPNはパナマに本部があり、通信ログを保存したり報告する法律的義務が存在しません。そのため外国からの圧力を受ける事がありません。
また次のようなログを保存しない事を明言しています。
- 着信および発信IPアドレス
- 接続日と接続期間
- 転送データ量
- 使用VPNサーバー
- 閲覧したウェブサイト
- ダウンロードしたファイル
- 使用ソフトウェア
そしてDouble VPNやTorと組み合わせるなど、多くの匿名化技術を提供しておりNordVPNを利用していて身元を特定されるという事はありません。

ExpressVPN
ExpressVPNはイギリス領バージン諸島に本部があり、NordVPNと同様に通信ログを保存したり報告する法律的義務が存在しません。そのため外国からの圧力を受ける事がありません。
ExpressVPNのログポリシーも明確です。次のようなログを保存しません。
- IPアドレス(送信元およびVPN)
- 閲覧履歴
- ラフィックの行き先またはメタデータ
- DNSクエリ
その一方で次のログを収集します。これはユーザーサポートから必要な情報であり、個人情報に紐付くものではありません。
- 有効化されたアプリとアプリのバージョン
- VPNサービスに接続した日付(時間は含まない)
- VPNサーバーロケーションの選択
- 1日あたりに転送されたデータの合計(MB)
実はExpressVPNは過去に通信ログの提供を拒否してVPNサーバ-を押収された事があります。
詳しくは「匿名VPNのノーログポリシーは信用できるか」で解説していますが、暗殺事件の捜査でExpressVPNのサーバーが押収されたものの、犯人を特定する情報が記録されておらず未解決に終わった一件です。

また、ExpressVPNはノーログポリシーが証明されただけでなく、VPN業界でも最速の通信速度を誇るVPNサービスです。
高速で高機能なVPNサービスであるため若干費用が高いのですが、それだけの価値があるおすすめのVPNサービスです。

NordVPNとExressVPNの比較記事は以下からご覧いただけます。

Private Inernet Access(PIA)
Private Internet Access(通称 PIA)は、ファイブアイズの中心国であるアメリカ合衆国に本部があるにも関わらずノーログポリシーを貫き通しています。
ノーログポリシーといえばExpressVPNと並んで有名なのがPIAです。
PIAは一切ログを保存しません。PIAは強力な弁護士軍団を抱えており、PIAはプライベートネットワークなのでログを保存する法的義務はないという法的解釈で突き通しています。
実際のところ法廷に召喚された際もPIAの弁護士はログが存在しない事を証言しています。

PIAはユーザーから高い評価を得ており、最高のVPNサービスプロバイダーのひとつです。

- 法廷で実証されたノーログポリシー!
- 高い匿名性と使いやすさに定評があります!
リンク先:https://jpn.privateinternetaccess.com/
お試し自由!30日間の返金保証があります
まとめ
匿名VPNはあなたのプライバシーを守る最高のサービスです。
匿名VPNを正しく使い安心してインターネットを利用していただければ幸いです。
本記事でおすすめした匿名VPNサービスは以下の3つです。
- NordVPN – https://nordvpn.com
- ExpressVPN – https://expressvpn.com
- PIA – https://jpn.privateinternetaccess.com