匿名性の高いVPNサービスの選び方を分かりやすく解説

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本サイトでは匿名VPNの選び方を解説する記事をいくつか掲載していますが、VPNについて基本的な知識のある方を対象にしていました。

本記事では初めてVPNを使う方でも迷うことがないように分かりやすくポイントをおさえて解説します。

匿名VPNとは何か?

本記事を読んでいる方であれば匿名VPNが何かという点は理解していると思いますが、ここで簡単におさらいします。

VPNはVirtual Private Networkの略です。機密性の高い通信などは専用線と呼ばれるインターネットとは別の回線を使うことが多いのですが、専用線は利用費用が高額になるため気軽に導入できるものではありません。そこで、インターネット上で専用線のように安全にデータを送受信できる技術が開発されました。それがVPNです。

リモートワークでVPNが利用されるのも、自宅から安全に会社内のネットワークにアクセスできるからです。安全というのは、ネットワーク上で通信内容を盗聴されたり改ざんされたりする心配がない、ということです。

一方、匿名VPNもリモートワークで利用されるVPNと同じ技術を使っています。匿名VPNがリモートワークのVPNと違うのは、匿名VPNはVPNサーバーを踏み台にしてインターネットにアクセスする点です。匿名VPNの利用者はVPNサーバーを踏み台にすることによって、本来のIPアドレスを隠しながらインターネットへ自由にアクセスできるようになります。そして、そのようなVPNサービスの中でもノーログポリシーを徹底していたり匿名化技術を提供しているものを「匿名VPN」と呼びます。

どの匿名VPNを選ぶか

ここからが本題です。数あるVPNサービスの中でもどれを選ぶべきか?どれも安い金額ではないので悩むところだと思います。そこで以下のように各VPNサービスを分類してみました。

縦軸はノーログポリシーの信頼性を評価しています。第三者機関によってノーログポリシーが検証されている信頼性の高いVPNサービスを上に配置し、ノーログポリシーが未検証のVPNサービスを下に配置しています。

横軸は匿名化技術を評価しています。匿名化技術を備えているVPNサービスを右に配置し、匿名化技術を備えていないVPNサービスを左に配置しています。

ノーログポリシーの信頼性を求めるならば上に配置されているVPNがおすすめで、匿名化機能が必要ならば右に配置されているVPNがおすすめです。

つまり左下に配置されているVPNは匿名VPNとしては使えないということが分かります。そして、右上に配置されているVPNはノーログポリシーの信頼性が高く匿名化技術を備えている理想的な匿名VPNといえます。

最初に結論:おすすめの匿名VPNサービスは?

先に結論を書くと、総合的に考慮して上記の分類の右上に配置されているするNordVPNPIA(Private Internet Access)がおすすめです。

なぜこのふたつのVPNサービスがおすすめなのか?

第一にこのふたつのVPNサービスは第三者機関によってノーログポリシーが検証済みのため信頼性が高いと言えます。第二に、高度な匿名化技術を備えています。そのため他のVPNサービスと比較すると匿名性が高いと判断しました。

また、第三者機関によってノーログポリシーを検証されていないものの、それを補う高度な匿名化技術を備えているAirVPNもおすすめです。AirVPNはTor経由でVPN接続するVPN over Torに対応しており、ノーログポリシーが守られていない場合でも匿名性を維持できます。

VPN over Torの詳細は次の記事をご覧ください。

ほぼ完全に匿名化 | VPNとTorを併用する方法を分かりやすく解説

万能型を求める場合はNordVPNがおすすめ

NordVPNは第三者機関によってノーログポリシーを検証されており、Double VPNという匿名化技術を備えています(Double VPNの詳細は後述)。

NordVPNは最大手のひとつでユーザーが多いため、初めてVPNを使う場合はNordVPNが安心でしょう。海外から日本の動画を見たりゲームをプレイしたりする使い方にも適しているので、匿名化だけでなく幅広くVPNを使いたいという方にはNordVPNがおすすめです。

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LinuxユーザーはPIA(Private Internet Access)がおすすめ

PIA(Private Internet Access)は第三者機関によってノーログポリシーを検証されており、Shadow Socksという匿名化技術を備えています(Shadow Socksの詳細は後述)。

PIAの一番のメリットはLinux向けのGUIアプリを提供している点です。また、価格もNordVPNと比較すると安い点も魅力的です。固定IPサービスも安く使えるため、弊社ではPIAを利用してサーバーやネットワーク管理などの業務を行っています。

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高度な匿名化技術を使いたい方はAirVPNがおすすめ

AirVPNは第三者機関によってノーログポリシーを検証されていませんが、VPN接続偽装機能やTor経由でVPN接続するVPN over Torに対応しています(詳細は後述)。

AirVPNはPIAと同じくLinux向けのGUIアプリを提供しており価格も安価です。また、VPNアプリが非常に高機能で海外では熱狂的なファンがいるほどです。第三者機関によってノーログポリシーを検証されていないというデメリットがありますが、高度なVPN通信の偽装機能やTor経由でVPN接続し高い匿名性を維持するVPN over Torに対応している点でそれをカバーしています。

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ノーログポリシーの信頼性

縦軸の「ノーログポリシーの信頼性」は第三者機関によってノーログポリシーが証明されているか示しています。

一般的にVPNサービスを利用する方はプライバシーを重要視するためノーログポリシーは必須条件です。しかし多くのVPNサービスは「ノーログポリシー」を宣伝しているもののユーザーが期待するようなノーログポリシーで運用されているVPNサービスは多くありません。また、本当にノーログポリシーで運用されているか否かはユーザーには分かりません

そのためノーログポリシーを守っているか第三者機関によって検証されているかという点が重要になります。上記の分類では次の3つのVPNサービスが第三者機関によってノーログポリシーを検証されており、検証結果のレポートを利用者向けに公開しています。

ノーログポリシーについて詳細に知りたい方は次の記事をご覧ください。

ノーログポリシーが実証されている匿名VPNおすすめランキング 匿名VPNのノーログポリシーは信用できるか

匿名化技術の有無

横軸は「匿名化技術」の有無です。匿名化技術は大きく分けると3種類あります。

  1. マルチホップ接続…複数のVPNサーバーを経由して追跡を困難にする
  2. VPN通信の偽装…一般的な通信に紛れてVPN接続の検出を回避する
  3. VPN over Tor…Tor経由でVPN接続してログ漏洩に対処する

接続元の特定を困難にするマルチホップ接続

マルチホップ接続に対応しているのは次の4つのVPNサービスです。

  1. NordVPN…Double VPN
  2. PIA(Private Internet Access)…Shadow Socks
  3. Surfshark…Multi Hop
  4. ProtonVPN…Double hop

マルチホップ接続を使うと2つの効果があります。

①発信元の特定が困難になる

まず最初に複数のサーバーをたどって発信元を特定すること自体が非常に困難であるという点です。1番目のサーバーと2番目のサーバーは常時接続されており、その接続を複数のユーザーの通信が共有しているため特定の通信について発信元をたどることは困難です。

②アクセス先とISPの通信履歴が合致しなくなる

次にISPに残る通信履歴とアクセス先の通信履歴が合致しなくなるという効果があります。たとえばマルチホップ接続をして本サイトにアクセスした場合、本サイトのアクセス履歴(アクセスログ)には2番目のVPNサーバーのIPアドレスが記録されますが、ISPには1番目のVPNサーバーにアクセスした履歴が記録されます。これによりISPの通信履歴と本サイトのアクセス履歴が合致しなくなります。これは特定の人物の行動監視が行われている場合の対策に効果的です。

VPNの検出を回避する通信偽装

VPN通信の偽装に対応しているのはAirVPNです。AirVPNはHTTPSやSSHに加えてDNS通信に偽装してVPN接続を隠蔽する高度な機能を備えています。ただしDNS通信を偽装する方法はマルウェアがC&Cサーバーと通信する場合にも使われるため、セキュリティアプライアンスによって不審な通信として検知される可能性がある点に注意が必要です。

これらのVPN通信偽装技術は、VPNを規制している国でのVPN接続やVPN接続を監視されている環境下で効果的です。

VPN接続自体を匿名化するVPN over Tor

VPN over Torに対応しているのはAirVPNです。

匿名VPNの弱点はVPNサービス事業者の裏切りです。もしも通信履歴を保存したり転送したりしていて、それを捜査機関などに開示されるとVPNの匿名性は崩れます。

VPNサービス事業者を(第三者機関によってノーログポリシーを検証されているとしても)信頼できない場合はVPN over Torがおすすめです。

VPN over TorはVPN接続する際にTorを経由します。そのためVPNサービス事業者が通信履歴を開示しても、それはTorの出口サーバーのIPアドレスであるため発信元を特定することはできなくなります。

ほぼ完全に匿名化 | VPNとTorを併用する方法を分かりやすく解説

まとめ

最高の匿名VPNを求める場合、NordVPNPIA(Private Internet Access)を選ぶと良いでしょう。どちらのVPNサービスも質の高いサービスを提供しているため後悔することはありません。ただしLinuxでもVPN接続したい場合はLinux向けのGUIアプリを提供しているPIAがおすすめです。

ノーログポリシーの信頼性よりも高い匿名化技術に魅力を感じる方はAirVPNを選ぶと良いでしょう。AirVPNでVPN over Torした場合はNordVPNやPIAと同等かそれ以上の匿名性を手に入れることができますが、Torを経由するため通信速度は大幅に低くなります。

よくある質問

支払い方法は暗号資産を使う必要がありますか?
どのレベルの匿名性を求めるのか、という点に関係しますが一般的には暗号資産にこだわる必要はありません。匿名VPNは犯罪にも利用されるためクレジットカードは否認されるケースがあります。そのため本サイトではPayPal(ペイパル)の利用をおすすめしています。
どちらかというと、支払い方法よりもアカウト開設時のメールアドレスに気をつけた方が良いでしょう。
アカウント開設時に匿名メールを使う必要がありますか?
支払い方法と同じく、どのレベルの匿名性を求めるのかという点に尽きます。

通常はIPアドレスから発信元が特定されることはありません。その観点ではメールアドレスはそれほど気をつかう必要はありません。メールアドレスを気にする必要があるケースというのは、あなたが何らかの理由で監視・捜査対象になった場合です。その場合、あなたが普段利用しているメールアドレスをVPNサービス事業者に照会しアカウントの有無が確認されます。

たとえばカフェのWiFiからVPN接続した人物を特定する場合、そのカフェに出入りした人物がVPNアカウントを持っていれば、その人物がVPN接続したものと推定されます。
匿名VPNを使っていれば絶対に身元を特定されませんか?
匿名VPNを使っていても身元を特定されるケースはあります。

第一に逮捕履歴がある場合です。行動パターンや言動に特徴がある場合は早い段階で捜査関係者に目を付けられます。

狭い範囲・コミュニティでも身元を特定されるケースがあります。会社の同僚や学校の同級生のアカウントにアクセスするだとか、一部の人物しか知らないIT資産にアクセスした場合などです。

その他、監視カメラから追跡されたり意図せず自ら身元の特定につながる情報を発信したり痕跡を残したりするなど、匿名VPNを使っていても身元を特定されるケースは少なからずあります。
匿名VPNの利用は犯罪ですか?
日本国内では匿名VPNの利用自体は方に触れるものではありません。

匿名VPNに限らず、海外ではVPNの利用自体を制限・禁止している国があるので海外でVPNを利用される場合、その国の法律などを必ず調べてから利用してください。

2 COMMENTS

匿名

可能であればGoogle OneのVPNが安い (250¥/1ヶ月) ので検証してみてほしいです!

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