NordVPNはKali LinuxやUbuntu Linuxでも簡単に利用できますので、インストールから初期設定、使い方を解説します。
Kali LinuxでNordVPNを使い始めるまでの流れ
あらかじめNordVPNと契約を済ませておきます
インストールにはroot権限が必要です
自動起動やキルスイッチの設定を行います
NordVPNインストール手順
インストール手順は難しくありません。まず最初にリポジトリをNordVPNのサイトからダウンロードします。
参考 Linux用NordVPNをダウンロードしましょうNordVPNリポジトリをダウンロードしたらインストールします。Ubuntu Linuxの場合は sudo を付けてください。Kali Linuxの場合はroot権限で操作しているでしょうから、sudoは不要です(この先も同様)。
# apt install ./nordvpn-release_1.0.0_all.deb
次にアップデートをおこないます。
# apt update
アップデートが完了したらnordvpnをインストールします。
# apt install nordvpn
NordVPNの初期設定
最初にログインします。これは一度だけです。便利ですね!メールアドレスとパスワードを入力するとログイン完了です。
# nordvpn login
ログインできたらステータスを見てみましょう。
# nordvpn status
Status: Disconnected
「Disconnect」と表示されている場合は未接続状態です。このまま接続しても良いのですが、最初に最低限の設定だけしておきましょう。まずは「Kill Switch」です。これは万が一VPN接続が切れた際に自分のIPアドレスを晒さないための措置です。重要ですから有効にしておきましょう。
# nordvpn set killswitch enable
次にNordVPNを自動接続にしておきます。どこぞのスパイのように間違って生IPでTwitterへログインしてしまうようなミスを犯さないように、常に身元を隠したい場合は自動接続を有効にしておきましょう。
# nordvpn set autoconnect enable
NordVPNの使い方
最低限の設定を行ったら接続します。
# nordvpn c
切断する場合は次のようにします。
# nordvpn d
特定の国のVPNサーバを指定したい場合は、接続時に引数で国を指定します。
# nordvpn c Hong_KongConnecting to Hong Kong #66 (hk66.nordvpn.com)
Great! You are now connected to Hong Kong #66 (hk66.nordvpn.com)
指定できる国のリストは次のようにすればわかります。
# nordvpn countriesCanada Italy Turkey
Egypt Japan United_Arab_Emirates
France Netherlands United_Kingdom
Germany Singapore United_States
Hong_Kong Sweden