
VPNサービスは数が多く、どれを選べばいいのか迷ってしまいませんか?
そこで、数あるVPNサービスの中からvpncafeが厳選してご紹介している海外のVPNサービス5社を徹底的に比較し、これからVPNサービスの購入を検討している方の参考になる情報をご提供します。
併せて、日本のVPNサービスにも触れたいと思います。この記事がVPNサービス選びの参考となれば幸いです。
最初に総合ランキングを掲載します。その後、各項目についての比較結果についてご紹介したいと思います。
タップできる目次
VPNサービスのおすすめ総合ランキング(vpncafe調べ)
総合ランキングはこれからご紹介するVPNサービスの比較結果を元に、vpncafeを訪れた方々からお寄せいただいた声やvpncafeスタッフが実際に利用した実感を加味した結果となっています。
VPNサービス | 総合得点 | 月額価格(円) | 返金ポリシー | 同時利用台数 | 通信速度(Mbps) | 設置国数 | サーバー台数 | トレント対応 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
NordVPN | 100 | $11.99 | 30日間 | 6台 | 196.95Mbps | 60カ国 | 6,000台 | 対応 |
ExpressVPN | 95 | $12.95 | 30日間 | 5台 | 275.99Mbps | 94カ国 | 3,000台 | 対応 |
PIA | 90 | $11.99 | 30日間 | 10台 | 170.95Mbps | 74カ国 | 12,000台 | 対応 |
AirVPN | 80 | ¥944 | なし | 3台 | 163.88Mbps | 20カ国 | 400台 | 対応 |
SurfShark | 75 | $12.95 | 30日間 | 無制限 | 72.92Mbps | 65カ国 | 3,200台 | 対応 |
VPN評価の総合結果
1位のNordVPNは通信速度はExpressVPNには及ばないものの、それでも他のVPNサービスに比べると非常に高速です。また、高速通信に加えて高い匿名性と高性能なVPNアプリケーションを提供しており、非常にコストパフォーマンスが高いという点が評価できます。
vpncafeからのお申し込み件数はNordVPNがナンバーワンです。総合的に評価し、もっともおすすめできるVPNサービスはNordVPNであると判断しました。
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2位のExpressVPNは業界最速のVPNサービスです。vpncafeによるスピード調査結果でもダントツの1位でしたから、ExpressVPNの通信速度の速さは本物です。価格が若干高い点がネックですが、ノーログポリシーが実証されているVPNサービスということもあって、最高のVPNを求める方々に絶大な人気があります。
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3位はPIA(Private Internet Access)です。PIAはアプリケーションのつくりが非常によくvpncafeのスタッフから最も評価が高いおすすめVPNサービスです。価格も手頃でノーログポリシーが証明されていることもあり、とても人気のあるVPNサービスです。
4位はAirVPNです。AirVPNは玄人向けのVPNサービスです。海外では非常に人気があり、特にEddieと呼ばれるVPNソフトウェアが上級者に好まれています。また、Tor over VPN(Tor経由でVPN接続できる機能)を利用できるため高い匿名性を求める方々にも人気があります。VPN偽装機能でVPN検知を逃れることも可能な異色のVPNです。
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5位はSurfShark VPNです。SurfShark VPNは比較的新しいサービスですが、機能が豊富で価格が安いため人気が高まっているおすすめのVPNサービスです。しかし会社ができて年月がたっていないため、今後のサービス展開を注視する必要があります。
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AirVPNを除いて30日間の返金保証がありますから、使ってみて万が一気に入らなければ返金を受けられます。
項目別、VPNサービス徹底比較結果を大公開!
それではこれから、さまざま観点でおすすめVPNサーバーを比較検討してきます。どれも皆さんが気になる項目ばかりです。
価格で比較
以下の価格表は最新の為替相場から日本円に自動換算した結果を記載しています。このページを表示する際に最新の為替情報から自動計算していますから、常に最新の価格が表示されています。
プラン | NordVPN | ExpressVPN | SurfShark | PIA | AirVPN |
---|---|---|---|---|---|
3日プラン | ー | ー | ー | ー | €2 |
1カ月プラン | $11.99 | $12.95 | $12.95 | $11.99 | €7 |
3カ月プラン | ー | ー | ー | ー | €15 |
6カ月プラン | ー | $59.95 | ー | $45.00 | €29 |
1年プラン | $59.88 | $99.95 | 初回:$47.88 更新時:$59.76 | ー | €49 |
2年プラン | $78.96 | ー | $59.76 | $56.94 | €79 |
3年プラン | ー | ー | ー | ー | €99 |
返金ポリシー | 30日間 | 30日間 | 30日間 | 30日間 | ー |
(為替により価格は変動します)
唯一[3日プラン]があるのは『AirVPN』です。お試し感覚でvpncafeからお申し込みなる方が多数いらっしゃいます。
[1カ月プラン]で比較すると目立って安いのは『PIA(Private Internet Access)』と『AirVPN』です。
[3カ月プラン]を用意しているのは「AirVPN」のみです。AirVPNはプラン数の多さでは別格です。
[6カ月プラン]を提供しているのは『ExpressVPN』と『AirVPN』です。AirVPNはExpressVPNと比べると手頃な価格で利用できます。
[1年プラン]はすべてのVPNサービスが提供しているプランです。このプランで最もお求めになりやすい価格なのは『PIA(Private Internet Access)』です。1年間で4千円台というのは破格です。また『SurfShark VPN』もお求めになりやすい価格です。1年プランを選ぶならば『PIA(Private Internet Access)』か『SurfShark VPN』がおすすめです。また、『ExpressVPN』は[1年プラン]が最も契約期間が長いプランになります。
[2年プラン]になるとさらに価格差が出てきます。長く使う予定があるならば[2年プラン]がお求めになりやすい価格になるのでおすすめです。
[3年プラン]に対応しているのは『PIA(Private Internet Access)』と『AirVPN』です。長期的に利用するのであればこのプランがいいでしょう。PIAを利用される方は3年プランがお得なのでおすすめです。
価格の比較結果まとめ
どのプランにおいても、最も高額なのはExpressVPNでした。最高のVPNサービスをお求めになる場合はExpressVPNの[1年プラン]がおすすめです。
価格だけを見て安いVPNを利用したい場合は、各プランの1番安いVPNサービスを購入すればいいでしょう。しかし、総合的にはNordVPNを[1年プラン]あるいは[2年プラン]で購入するのが最もコストパフォーマンスに優れているでしょう。また、PIA(Private Internet Access)も価格と品質のバランスがとれた素晴らしいサービスのためおすすめできます。
あらゆる面で最高のVPNサービスが欲しいのであればExpressVPNを検討してはいかがでしょうか。
通信速度・転送速度で比較
各社の通信速度を実際にvpncafeで計測してみました。
海外から動画を快適に視聴することを考慮して「ダウンロード速度」に注目して計測しています。
VPNはトンネリングや暗号化などをおこなうため、その仕組み上どうしても通信速度が遅くなりがちです。そこで、VPN接続しないときとVPN接続したときの通信速度を計測してみました。
ダウンロード速度は数値が大きいほど高速になります。
標準的な画質(SD)の動画を見る分には10Mbps程度で十分に楽しむことができます。高画質(HD)やさらに画質のいいUHDや4Kの動画を快適に見るには30Mbps以上が必要です。
この速度を念頭に通信速度の計測結果をご覧ください。
プラン | NordVPN | ExpressVPN | PIA | AirVPN | SurfShark |
---|---|---|---|---|---|
VPNなし | 203.76Mbps | ||||
VPNあり | 196.95Mbps | 275.99Mbps | 170.95Mbps | 163.88Mbps | 72.92Mbps |
VPNサービスの通信速度比較結果
通信速度1位は『ExpressVPN』です。圧倒的な速さですが、これは予想通りの結果でした。VPN接続しないとよりも速度が速くなっているのは通信経路の問題だと思います。ExpressVPNは他のVPNサービスよりも料金が高めですが、その分だけ通信速度では圧倒的な差を見せつけてくれました。
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通信速度2位は『NordVPN』です。VPNを利用しても通速度の劣化がほとんどありません。価格とのバランスを考えると、ExpressVPNよりもコストパフォーマンスが優れています。海外からNetflixやAmazon Primeのような動画を見たりトレンドでファイルを交換したりする場合はNordVPNがコストパフォーマンス面で1番おすすめかも知れません。
≫ NordVPNの公式サイトにいく(30日間のお試しあり)
通信速度3位は『PIA(Private Internet Access)』です。NordVPNほどではないものの、通信速度の劣化は目立たないのでPIAもNordVPN同様におすすめできるVPNサービスです。
通信速度4位は『AirVPN』です。AirVPNは通信速度が速いというイメージはなかったのですが、実際に計測してみるとかなり健闘していることが分かります。
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通信速度5位は『SurfShark VPN』です。SurfShark VPNは通信速度の劣化が目立ちます。VPNを使っていないときの半分以下の通信速度になってしまっています。
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通信速度の比較結果まとめ
圧倒的な速さを誇るのはExpressVPNでしたが、コストパフォーマンス面では『NordVPN』がもっとも通信速度と価格のバランスがよさそうです。また、PIA(Private Internet Access)も 通信速度と価格のバランスがいいので、通信速度で選ぶのであればNordVPNかPIA(Private Internet Access)がおすすめできます。
しかし最高速度のVPNサービスが欲しいという場合は『ExpressVPN』をおすすめします。
動画配信サービスへの対応で比較
VPNサービスを利用される方の目的のひとつが、海外から動画を見ることです。日本の動画配信サイトは権利などの問題で海外からのアクセスをブロックします。そのためVPNを使ってこの制限を回避する必要があります。
vpncafeでは実際にVPNサービスを使って動画配信サイトを見ることができるのか、調査を実施しました。その結果を掲載します。
\ | Netflix | Amazon Prime | hulu | U-Next | dアニメ | FOD | DAZN | Disney+ | AMEBA |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
NordVPN | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
ExpressVPN | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
PIA | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ❌ | ◯ | ◯ |
AirVPN | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ❌ | ◯ | ◯ |
SurfShark | ◯ | ◯ | ◯ | ❌ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
対応状況がもっとも優れているのは『ExpressVPN』と『NordVPN』です。
注意点として、Netflixとhuluは非定期にVPN通信を遮断する措置をとっています。ExpressVPNとNordVPNは比較的早い段階でNetflixやhuluのブロックを回避するように対応しているので、アクセスするタイミングによって見られるときと見られないときがあります。
動画配信サービスへの対応を比較した結果のまとめ
ご自身が見たい動画配信サービスを見られるVPNサービスが1番大事なので、ご紹介した動画配信サイトの対応状況をご確認ください。
Netflixとhuluは比較的VPNに対して厳しいため、今回の調査結果のようにタイミングによって見られない場合があります。しかしExpressVPNとNordVPNは回避措置を早い段階で取るため、しばらくすると見られるようになります。
そのため動画配信サービスを見るのであれば、おすすめできるVPNサービスはExpressVPNとNordVPNです。ただしExpressVPNはNordVPNよりも少し価格が高くなります。
30日間は返金を受けられますから、ご自身が見たい動画配信サービスが実際に見られるのか試してみることをおすすめします。
ノーログポリシーで比較
インターネットでのプライバシーを守るために必ずチェックしておかなければならないのは「ノーログポリシー」です。ノーログポリシーとは、その名のとおりログを保存しないというVPNサービスにおけるプライバシー保護の方針です。
ノーログポリシーを掲げているVPNサービスはサーバーに個人情報につながる情報を保存しないということを宣言しており、利用者が安心してVPNを利用するための指針です。
NordVPN | ExpressVPN | PIA | AirVPN | SurfShark | |
---|---|---|---|---|---|
ノーログポリシー | 有 | 有 | 有 | 有 | 有 |
VPNサービスのノーログポリシー
VPNサービスのノーログポリシー基本的にすべてのVPNサービスがノーログポリシーを掲げています。
『NordVPN』については、監査法人によってノーログポリシーとその正当性が確認されています。他ではこのような監査を受けているVPNサービスはありません。
注意点として、ノーログポリシーを掲げていても必ずしもポリシーが守られているとは限りません。過去、ノーログポリシーを掲げながらFBIへ利用者の個人情報を流し続けていたVPNサービスが無数に存在しています。
vpncafeではそのようなVPNサービスは一切取り扱わない方針のため、ここでご紹介しているVPNサービスはどれも信用に足ると確信しています。
しかし、それを裏付けるには実績が必要でしょう。そこでおすすめできるのが『ExpressVPN』と『PIA(Private Internet Access)』です。
ExpressVPNはトルコ当局からサーバーを押収され、PIA(Private Internet Access)はFBIによって法廷へ召喚されていますが、どちらも個人情報を守り通した実績があります。
詳しくは『匿名VPNのノーログポリシーは信用できるか』でご紹介しているので参考になさってください。

ノーログポリシーで比較した結果のまとめ
ノーログポリシーを本当に信用できるのはExpressVPNとPIAのみです。
NordVPNやPIA、AirVPN、SurfShark VPNについてはノーログポリシーを掲げているものの実績がないため、各VPNサービス会社を信頼するしかありません。
匿名性の高さで比較
匿名性の高さを比較するためには「実績」と「機能」について考慮する必要があります。
ノーログポリシーを貫いた実績で比較する
1位はイギリス領バージン諸島で運営されており、トルコ当局にVPNサーバーを押収されても個人情報を暴かれることがなかったExpressVPNです。
≫ ExpressVPNの公式サイトにいく(30日間のお試しあり)
2位は法廷で個人情報の提供を拒否したPIA(Private Internet Access)です。PIAはアメリカ合衆国で運営されているにもかかわらずノーログポリシーを貫いています。
ExpressVPNとPIAを除くNordVPNとAirVPN、SurfShark VPNはノーログポリシーを掲げているもののノーログポリシーが守られたという実績がないため評価できません。
匿名化機能で比較する
匿名化機能には次のようなものがあります。
- キルスイッチ
- 多重転送
- VPN偽装機能
- Tor over VPN(Torを経由してVPN接続する)
キルスイッチは基本的な機能ですから、すべてのVPNサービスで提供されています。
匿名機能の1位はAirVPNです。AirVPNはTor over VPNを利用できる唯一のVPNサービスです。また、VPN偽装機能を備えており一般的な通信に紛れてVPN接続ができます。そのためVPNの検知機能を回避することが可能です。
匿名機能の2位はNordVPNです。NordVPNはDouble VPNといってふたつのVPNサーバーを経由してインターネット接続する機能があります。この機能は複数経由することによって追跡を困難にすることができます。
3位はSurfShark VPNです。SurfShark VPNにはMultiHopといってNordVPNのDouble VPNと同等の機能があります。
4位はExpressVPNとPIA(Private Internet Access)です。このふたつのVPNサービスは目立った匿名化機能がありません。その変わりノーログポリシーが貫かれた実績があるVPNサービスです。
匿名性の高さで比較した結果のまとめ
総合的には捜査当局から個人情報を守り抜いた実績がある『ExpressVPN』と『PIA(Private Internet Access)』をおすすめします。
Double VPNなどの匿名機能を考慮すると『NordVPN』もおすすめです。2008年から運営している実績もあり、信頼性は抜群です。
また、AirVPNもTor over VPNに対応していることからおすすめしたいのですが、AirVPNは玄人向けのサービスであるため、誰にでも気軽におすすめできるものではありません。
SurfShark VPNは価格が手頃でNordVPNと同等のMultiHop機能を備えているものの、運営開始が2018年と浅くまだ信頼性が高くないため匿名性という観点においては評価を下げています。
デバイスの同時接続可能数で比較
スマートフォンやパソコンなど、何台のデバイスを同時に接続できるのか調査しました。たくさんデバイスをお持ちの方やご家族での利用を検討している方は同時に接続できるデバイス数をあらかじめ確認しておくことをおすすめします。
NordVPN | ExpressVPN | PIA | AirVPN | SurfShark | |
---|---|---|---|---|---|
デバイス数 | 6台 | 5台 | 10台 | 3台 | 無制限 |
同時接続可能なデバイス数
同時接続数については無制限のSurfShark VPNが1番です。本当に無制限なのか確認していないため信頼するしかありません。
基本的に同時接続が5台以上可能であれば困ることはないため、AirVPNの3台を除けばどれも及第点です。
VPNサーバー設置国数とサーバー台数で比較
VPNサービス会社が何カ国にサーバーを設置しているのか、何台のサーバーを設置しているのか、これは快適に利用できるか関係してくるので重要です。
以下に調査結果を掲載します。
NordVPN | ExpressVPN | PIA | AirVPN | SurfShark | |
---|---|---|---|---|---|
設置国数 | 60カ国 | 94カ国 | 74カ国 | 20カ国 | 65カ国 |
サーバー台数 | 6,000台 | 3,000台 | 12,000台 | 400台 | 3,200台 |
設置国数とサーバー台数
設置国数はExpreeVPNが1番です。94カ国あるので大抵の国をカバーしてます。AirVPNを除くと60カ国以上ありますから、どれも及第点です。
サーバー台数はどうでしょうか。突出しているのは12,000台のPIA(Private Internet Access)です。サーバー台数が多いと利用者数が増えてもサーバーを分散できるため安定した通信が期待できます。
NordVPNは6,000台と十分に多くこれくらいあればサーバーがパンクすることはないでしょう。
ExpressVPNは設置国数が多い割にサーバー台数が少ない点が気になりますが、サーバーの性能が高く高速回線を備えているため問題ありません。
AirVPNはサーバー台数も設置国も少ないのですが、玄人向けでサーバー台数や設置国数を気にする方が利用するものではありません。
VPNサーバー設置国数とサーバー台数で比較した結果のまとめ
AirVPNを除けばどれも及第点です。
60カ国、3,000台以上のサーバー台数があればVPNを使っていて不満がでることはありませんから、どれも安心してご利用ください。
BitTorrent(トレント)への対応で比較
BitTorrent(トレント)でファイルの交換をする際にVPNで通信するとISP(プロバイダー)はどのようなファイルをやり取りしているのか分からなくなります。
それどころかBitTorrent(トレント)を使っていることすら分からなくなります。
しかし中にはトレントの利用を認めていないVPNサービスも存在しています。そこでvpncafeがご紹介しているVPNサービスがトレントに対応しているのか調査しました。
NordVPN | ExpressVPN | PIA | AirVPN | SurfShark | |
---|---|---|---|---|---|
トレント対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
VPNサービスのトレント対応状況
トレントでのVPN利用は要望の多い機能ですから各社トレントに対応しています。NordVPNとSurfShark VPNについてはP2P用のVPNサーバーも用意しています。
BitTorrent(トレント)対応で比較した結果のまとめ
BitTorrent(トレント)に最も適しているのは『NordVPN』です。匿名性の高さと通信速度の速さ、そしてP2P対応のVPNサーバーがある点が評価できます。
SurfShark VPNにもP2P対応のVPNサーバーがあるのですが、通信速度が速くないため高い評価を付けられません。
通信速度という点ではPIA(Private Internet Access)もおすすめです。ExpressVPNについては通信速度は最高ですが若干価格が高いため、トレント目的でExpressVPNを利用するのはためらってしまうかも知れません。
おすすめVPNサービスのよくある疑問・質問
VPNの疑問・質問1:VPNサービスを利用すると何ができるの?
VPNサービスにはふたつのメリットがあります。
- IPアドレスを変更することができる
- プライバシーを守ることができる
IPアドレスを変更することができる
VPNを利用するとIPアドレスを変更できるためIPアドレスの制限を回避することができるようになります。そのため、海外から見られない日本の動画配信サイト(NetflixやAmazon Primeなど)を見られるようになります。
逆に日本にいながら海外からしかアクセスできない動画配信サイトなどにアクセスできるようになります。
ゲームやオンラインショッピングなど、その国に住んでいないと提供されないサービスを利用したい方にはVPNがきっと役に立つと思います。
プライバシーを守ることができる
VPNサービスを利用するもうひとつのメリットはプライバシーを守ることができる点です。VPNサービスを利用することによって、あなたがどのサイトへアクセスしているのか、インターネットで何をしているのか隠すことができるようになります。
トレントユーザーの方は、どのようなファイルをダウンロードしているのかプロバイダーから隠すことができます。それだけでなく、トレントを使っていることすら隠すことができます。
また、危険なWi-Fiへアクセスして個人情報やクレジットカード情報などを盗まれることを防ぐこともできるようになります。

VPNの疑問・質問2:海外と日本のVPNはどちらを選ぶべき?
通信速度や匿名性の高さから、次のような場合は海外のVPNサービスをおすすめします。
- 海外から快適に日本の動画配信サイトを見たい
- トレントでダウンロードしているファイルを知られたくない
- トレントを使っていることを知られたくない
- 匿名でインターネットを使いたい
どうしても日本のVPNサービスを利用したいという方もいらっしゃることでしょう。
日本のVPNサービスでは、老舗プロバイダーであるインターリンクが提供している『セカイVPN』やアズポケット株式会社が運営している『Millen VPN』がおすすめです。
Millen VPNは日本語でのサポートも充実しており、利用できるロケーショも海外VPN並に多いため日本のVPNサービスをご希望の方はMillen VPNがおすすめです。
セカイVPNとMillen VPNの比較記事もございますので、参考になさってください。

VPNの疑問・質問3:VPNサービスは合法なのか?
もちろん、VPNサービスは合法です。海外のVPNサービスは「匿名VPN」と呼ばれることもありダークなイメージを持たれる方もいらっしゃいますが違法なものではありませんからご安心ください。
ただし、VPNを違法としている国もあります。その多くは共産圏や独裁国家など国民を監視している国家です。VPNを利用すると通信内容を解読できず検閲できないため違法とされています。
- 中国
- トルコ
- ロシア
- イラン
- イラク
- ベラルーシ
- オマーン
- アラブ首長国連邦
VPNサービスはプライバシーを守るためのサービスであるため、これらの国でも利用できるようにVPN検知機能を迂回する機能を搭載したものもあります。
そのためVPNを禁止している国でもVPNサービスを利用できますが、厳しい罰則を受ける場合があるためvpncafeでは原則としてVPN禁止国でのご利用をおすすめしていません。
VPNの疑問・質問4:フリーWi-Fiは危険?
悪意のある者が設置したフリーWi-Fiはあなたの想像以上に存在しています。特に近年、高級ホテルを中心にフリーWi-Fiによるハッキング被害が増加しています。
DarkHotelと呼ばれるハッキンググループの存在が知られており、フリーWi-Fiを利用したホテル宿泊客のクレジットカード情報などが盗まれるという被害が増えています。

海外でフリーWi-Fiの利用を検討している方は、安全のためVPNの利用をおすすめします。
VPNの疑問・質問5:有料のVPNサービスと無料のVPNサービスの違いと危険性
世の中には無料のVPNサービスが多く存在しているにも関わらず、なぜ有料のVPNサービスを利用する必要があるのでしょうか。
有料VPNサービスのメリットは次のような点です。
- 世界中のVPNサーバーを利用できる
- 高速通信回線を備えている
- ノーログポリシーによりプライバシーを守ってくれる
- 24時間365日サポートを受けられる
- キルスイッチやWebRTC対策など匿名性の高いアプリケーション
世界中で数千台のVPNサーバーを稼働させ運用するのは多額の費用がかかります。しかも高速回線を備えていればなおさらです。
ノーログポリシーによりプライバシーを守るためには法廷で戦ってくれる弁護士軍団が必要ですし、サポート体制を整えるためには人件費もかかります。
逆に言えば、無料のVPNサービスではこれらのことができません。つまりサーバー台数は少なくて回線は低速、ノーログポリシーによって守られることもありません。
それでも安ければいいよ、という方もいらっしゃるでしょう。しかし、vpncafeが無料のVPNサービスをおすすめしていない最大の理由は危険性があるためです。
無料VPNは慈善事業でサービスを提供しているわけではありません。学術目的を除くと、多くの無料VPNサービスは利用者の情報搾取や転売など数多くの犯罪に手を染めている可能性があります。
また、すべてのトラブルは自己責任となります。不特定多数の人が利用する無料VPNで犯罪に巻き込まれた場合、とても面倒なことになるため多少のお金を支払ってでも『信頼できる有料のVPNサービス』の利用をおすすめします。

VPNの疑問・質問6:支払い方法のおすすめは?海外のサービスだが不安はない?
お支払い先が海外の会社ですと、不安になられるかと思います。
まずは各VPNサービス会社がどのような支払い方法に対応しているのかご覧ください。
VPNサービス会社 | 対応している支払い方法 |
---|---|
ExpressVPN | Credit Card、Paypal、Alipay、UnionPay、Yandex Money、WebMoney、Qiwi Wallet、Giropay、iDeal、Mercado Pago、OneCard、mint、暗号通貨 |
NordVPN | Credit Card、Amazon Pay、Paypal、Alipay、UnionPay、Apple Pay、Google Pay、暗号通貨 |
PIA | Credit Card、Amazon Pay、Paypal、mint、暗号通貨 |
AirVPN | Credit Card、Paypal、2checkout、暗号通貨 |
SurfShark | Credit Card、Paypal、Amazon Pay、Google Pay、暗号通貨 |
VPNサービスの支払い方法
vpncafeでご紹介しているVPNサービスはどれも合法的な会社ですから、クレジットカードで支払ったらカード番号を盗まれてしまった、そういったことは一切ありませんからご安心ください。
ただし、クレジットカード会社は海外サイトでの支払いについて厳しくチェックしています。普段クレジットカードの利用が少ない方や海外での支払い履歴がない場合など、何らかの理由で支払時に不正利用と判定される場合があります。
わたしの経験ではNordVPNの利用料金を三井住友カードで支払った際にストップがかかりました。ただし、その後に三井住友カードへ電話で連絡し不正利用ではない旨の説明をしたところ、無事に支払いを済ませることができました。
他にもクレジットカードでの支払い時に不正利用と判定される場合が多いため、vpncafeではPayPalでのお支払いをおすすめしています。
vpncafeでは調査の一環でさまざまなVPNサービスを申し込んでおりますが、PayPalでの支払いでトラブルになったことは一度もございません。そのためvpncafeではPayPalでのお支払いをおすすめしています。
おすすめするVPNサービス5社のメリットとデメリット(注意点)
- NordVPN
- ExpressVPN
- PIA(Private Internet Access)
- AirVPN
- SurfShark VPN
1位:NordVPN

運営国 | パナマ |
設立 | 2008年 |
月額料金 | $11.99 |
キルスイッチ | 有 |
同時接続数 | 6台 |
返金保証 | 30日間 |
NordVPNの概要
NordVPNのメリット
- 高速回線で動画視聴に適している
- 高速回線でトレントでのファイル交換に適している
- パナマで運営されておりプライバシー保護の面で安心
- 監査法人によって審査されたノーログポリシー
- コストパフォーマンスに優れている
- 30日間の返金保証制度がある
NordVPNのデメリット
- アプリケーションが若干複雑
NordVPNの評価
コストパフォーマンスに優れている点に注目し、NordVPNがもっともおすすめできるVPNサービスと評価しました。
NordVPNは通信速度が速くサーバー台数も十分です。海外から動画を見たりトレントをしたりするには最適なVPNです。匿名性も高くあらゆる分野で満足度が高いVPNサービスと言えるでしょう。
- 業界人気ナンバーワン
- 高速回線と軍事レベルの暗号化技術
- 監査法人(PricewaterhouseCoopers)によりノーログポリシーが証明済み ※2018年、2020年に監査
- 高い匿名性と使いやすさに定評あり
リンク先:https://nordvpn.com
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2位:ExpressVPN

運営国 | イギリス領バージン諸島 |
設立 | 2009年 |
月額料金 | $12.95 |
キルスイッチ | 有 |
同時接続数 | 5台 |
返金保証 | 30日間 |
ExpressVPNの概要
ExpressVPNのメリット
- 高速回線で動画視聴に適している
- 高速回線でトレントでのファイル交換に適している
- バージン諸島で運営されておりプライバシー保護の面で安心
- ノーログポリシーが実証されている
- 30日間の返金保証制度がある
ExpressVPNのデメリット
- 他のVPNサービスに比べると価格が高い
- これといった匿名化機能がない
ExpressVPNの評価
ExpressVPNの魅力はなんと言っても業界最速と言われる通信速度の速さです。vpncafeの調べでも圧倒的な通信速度をたたき出したのがExpressVPNです。
匿名性も高く素晴らしいサービスなのですが、その分だけExpressVPNの利用料金は高くなっています。最高のVPNサービスをお求めの方には最適なVPNサービスと言えるでしょう。
- 超高速、史上最速のVPN
- 軍事レベルの暗号化技術とセキュリティー
- 実証されているノーログポリシー
- 高い匿名性と使いやすさに定評あり
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3位:PIA(Private Internet Access)

運営国 | アメリカ合衆国 |
設立 | 2010年 |
月額料金 | $11.99 |
キルスイッチ | 有 |
同時接続数 | 10台 |
返金保証 | 30日間 |
PIAの概要
PIA(Private Internet Access)のメリット
- 比較的速い回線を備えており動画視聴に適している
- 比較的速い回線を備えておりトレントでのファイル交換に適している
- ノーログポリシーが実証されている
- 30日間の返金保証制度がある
- アプリケーションのデザイン・使いやすさ共に素晴らしい
PIA(Private Internet Access)のデメリット
- これといった匿名化機能がない
- アメリカ合衆国で運営されているため、プライバシー保護の面で不安が残る
PIA(Private Internet Access)の評価
PIAはNordVPNにも匹敵するコストパフォーマンスの良さが魅力的です。アプリケーションも使いやすく、vpncafeのスタッフの間ではもっとも人気のあるVPNサービスです。
ノーログポリシーが実証されたVPNサービスということで匿名性にも注目です。
- 抜群に使いやすいアプリケーション
- 高い匿名性と高速通信が魅力
- 法廷で証明されたノーログポリシー
リンク先:https://jpn.privateinternetaccess.com/
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4位:AirVPN

運営国 | イタリア |
設立 | 2010年 |
月額料金 | ¥944 |
キルスイッチ | 有 |
同時接続数 | 3台 |
返金保証 | なし |
AirVPNの概要
AirVPNのメリット
- Tor over VPNに対応していて匿名性が高い
- VPN偽装機能によるVPN検知回避
- 玄人向けでカスタマイズ可能なVPNソフトウェア(Eddie)
AirVPNのデメリット
- 設置国数、サーバー台数が少ない
- 初心者向けではない
- イタリアで運営されているため、プライバシー保護の面で不安が残る
AirVPNの評価
AirVPNは玄人向けのVPNサービスで、VPNソフトウェア(Eddie)が海外を中心に非常に人気を集めています。サーバー台数も設置国も少ないものの、Tor over VPNに唯一対応しているVPNサービスということもあって、匿名性を高めたい上級者が特に好むVPNサービスです。
- 高い匿名性を誇るVPN over Torに対応
- VPN隠蔽機能によりVPN検知を回避
- 高機能VPNソフトウェア「Eddie(エディ)」
- 匿名性の高いMoneroとDashによる支払いに対応している
リンク先:https://airvpn.org
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5位:SurfShark VPNs

運営国 | オランダ |
設立 | 2018年 |
月額料金 | $12.95 |
キルスイッチ | 有 |
同時接続数 | 無制限 |
返金保証 | 30日間 |
SurfShark VPNの概要
SurfShark VPNのメリット
- 無制限の同時接続端末数
- 価格が安い
SurfShark VPNのデメリット
- 会社設立が2018年のため実績が乏しい
- オランダで運営されているため、プライバシー保護の面で不安が残る
SurfShark VPNの評価
SurfShark VPNは2018年に登場した新しいサービスですが、お求めになりやすい価格やMultiHopのような匿名化機能を備えていることから急激に人気の高まっているおすすめVPNサービスです。
通信速度はさほど速くないものの、通常利用する分には十分な性能を備えています。
- 無制限の同時接続端末数
- コストパフォーマンスの高い匿名VPN
- マルチホップ機能による匿名化
まずは無料お試し!30日間無料でお試し下さい

おすすめVPNの比較結果まとめ
ここまでさまざまな観点でvpncafeがおすすめするVPNサービスを比較検討してきました。
AirVPNは玄人向け、SurfSharkは設立から年数が浅くサービス内容もこれから変わってくるでしょう。そのため、特別な理由がなければ総合ランキングで1~3位の3つのVPNサービスのどれかを選べばご満足いただけると思います。
vpncafeのスタッフの間ではPIAの人気が高く日常的に利用していますが、NordVPNも素晴らしいサービスです。そしてExpressVPNは快適そのものです。
番外編として日本のVPNサービスもご紹介しました。日本のインターリンクが提供している完全日本語対応の『セカイVPN』に興味がある方はレビュー記事をご覧ください。

利用期間の縛りがなく2カ月無料で試せます。解約もWEBからボタンを押すだけなので気軽に試せる点が魅力的です。
お申し込み方法やご利用方法は次の記事で解説しています。

匿名性は高くなく、高速通信は期待できませんが、海外旅行や海外出張の際に安心してフリーWi-Fiを利用したり日本のサイトにアクセスしたりする場合はとてもおすすめできるVPNサービスです。
それでは、おすすめVPNサービスの比較記事はここまでとさせていただきます。この記事がVPNサービス選びの参考となれば幸いです。